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     うさぎさんの「つれづれなるままに...」 2002.03.14 up

 とりさんの巻
 とらさんの巻
 ひめちゃまの巻


おばかねぇ 2001.7.9(月)

7歳って、どうしてこう落ち着きがないかなぁ。

今月からスイミングクラブに通っている。今日は2回目。
前回は会社を早退して、スクールバス乗り場までつき合った。
今日は、鍵をとある場所で引継ぎ、本人に開けさせるようにした。

でも不安になって、帰宅予定時間に電話をしたら、出ない(--)
「早すぎたかな」とまた10分後に電話をしたら、また出ない(--;)
ますます心配になって、数分毎に電話をしたけど、出ない(;;)

伝えた鍵のありかが解らなくなったか?と、あわてて会社を飛び出した。
家の中は空っぽ。でもスクールのカバンは消えている。ランドセルは机の上。

っとその時、外で声がした。実はバス乗り場は家から見えるのだ。
「○○く〜ん!」 息子の名前だ!あれ?いるじゃない!乗り場に!
遊びにいっていたかぁ〜!心配したのに!

帰ってきた息子に聞いた。「電話何回もしたんだぞ。心配したんだぞ。どうしたの。」
息子の一言。「うれしくて、学校から帰ってきてすぐに乗り場に行っちゃった。」

(--)おいおい。下校時間って、バスの時間より1時間も前じゃなかったっけ???

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くやし〜い! 2001.7.12(木)

2週間前、あまりの汚さに呆れ、息子の机を整理していたら、
なんと算数と国語のテストが出てきた。算数は見た覚えがあるぞ。
100点で、自慢されたような気がする。
国語は? なんと40点! なっ、なんだこれ?
理数系の親から文系が生まれるはずもなく、きっと遺伝だ!きっとと
自分に言い聞かせた。

さて日曜。つまらないを連発する息子に、
「漢字の練習したら?」といったら、急に泣き出した??
「なっ、なんなんのよ?」 よくよく聞いてみると、
「がんばったって、何にもないじゃない!」と息子。

そうなのである。世の父母は、ご褒美をぶら下げて、旗降っているらしい。
物につられてなんて邪道だ!と思うが、まぁそれでも一回ぐらいと
「じゃぁ両方100点だったら、ゲームボーイのソフトを買ってやろう!」
と約束したわけである。

当日、5時に起こしてと言われ、結局本人起きたの6時12分。
また泣く。これじゃ無理だなとちょっとほっとした(^^;)

さて帰ってきた息子に、「どうだった?」と聞いたら、
「ははは、だめかな。」
「おかあさんも昔、結構練習したよ。やっぱりいっぱい書かなくちゃ!」
と親風吹かせた。いい勉強になっただろうと、ひとりほくそ笑んだ。

そんな2日後、「おかあさん!約束だよ。ソフト買いに行こう!!」
「???、うそっ!」
なんと100点のテストをぴらぴらさせて、意気揚々ではないか!!

ろくに練習していないではないか!なぜだ!? ダメだっていったじゃないか?
当日だって泣きながら10文字ぐらいしか書けなかったぞ!

今息子は何を買おうかと、店で物色している。子供は魔物だ!!

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えっ? 2001.7.14(土)

これは前回の続きである。

ある夜突然、担任の先生から電話がきた。
「きのうは、連絡帳を見られたでしょうか?」と。

えっ?みていないぞ。
息子が「連絡はないよ」と言ったので、見なかったのである。

先生の話によれば、それを読んで返事が欲しかったらしい。
「次の朝○○君にどうだった?って聞いたら、『お母さんが返事はありませんだって。』
って言うんです。ちょっと変だと思って、連絡帳を見せてもらったら、なんとそのページが
破られていたんです。」(なに?)

先日のテスト、実施した次の日に返された。その夜、先生の家にA君の母親から
国語のテストが無いと電話があった。A君のテストは100点で、
この日このテスト用紙を借りて、正しい答えを写していた息子がいた。

だから次の日。先生は息子に「A君のテスト知らないかな?」って聞いたら
「あのね、なぜか僕のカバンの中にあったよ。」と言ったとか。(おいおい!)
そのテストの名前のところがなぜか空白になっていた。

悲しいかな、必死に消した息子の名前の跡が、しっかり残っていたらしい。
息子は知らなかったのである。鉛筆は紙に跡を残すということを。

絶句である。
ということは、この間の100点は嘘か?
だまされたのである!
だまされてGBのソフトを買わされたのである!!!!!

「再テストがあるので、がんばるように指導してください。」と言われた。
悲しくなった。怒りを通り越している。そこまでするかぁ〜?
怒るのも疲れたので、チャンスを与えた。
とにかくがんばりを見せてくれよと。

ソフトを取り上げ、朝、昼、晩ととにかく目の前で練習させた。
集中しない息子の尻を夢中でたたいた。

さて3日後に迎えた再テスト。甲斐あってか、76点。
それでも、低空飛行を続けていたことを思えば、涙涙である。
息子も今まで採ったことのない点数なので、大喜びである。 そうして息子は私からソフトを奪い取った。

その夜、何気なく見た算数のテスト。
B君のものだった.....

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今度はなに? 2001.10.23(火)
このごろ平和なとりさん。
7時50分集合の集団登校。8時ぎりぎりになって家を出ていたのに
最近は48分にはもういない。
私が帰るとすでに宿題は終わっているという。
少しは改心したか(涙)と感心していた今日このごろ。

また私はだまされたのである。よくまぁ簡単に嘘つくこと。
学童保育(学校内に3年生までの保育園があるのである)に行ったふりして
実はさぼっていたのである!

学童は原則親が6時までに迎えに行かなければならない。しかし、トラちゃん達もいるので
どうしても間に合わない。まぁ家も学校から200mと離れていないため、
自主下校させていたのである。これが『自由』への道だったのかもしれない。

こどもとは浅はかである。おとなはもっと知恵があることを知らない。
自分の知恵が1番だと思っているらしい。バレると思わなかったのか?
おかげでお手紙が途絶えており、月謝を納めずにいて、注意されてしまった。

昨日月曜日、違うことのために私が許可して学童を休ませた。その連絡で電話をして、
さぼりを知った。帰宅後、「今日はちゃんと友達にソフト返した?」
「うん。ちゃんと返したよ。ひさびさに学童休めてお友達と遊べて良かったよ!」
「・・・・・」 先週さぼってるでしょうが!!

ああ疲れた。

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またテストです! 2001.10.24(水)
今日は、漢字(国語)のテストです。

今回は本人すっかり忘れていたようで、昨夜あわててドリルを広げた。
範囲はドリル10ページ分。練習したと見せてくれたのは1ページ分だった。

「他のところやらないの?」すでにイヤな顔。「あのさ...」
イヤな予感がしたので、つかさず「努力もしないで買って!は聞かないよ。」
とりさんの顔はもうすぐ雨ふりそう。
「一生懸命働いたお金を使うんだから、一生懸命努力してよ。片方だけ努力なんて不公平じゃない?」
とまぁ、いろいろ話聞かせてみたわけで、「うん...」と納得いかぬ返事で2階へあがった。

数分後なにやらバタンバタンと大きな音。
「なにが努力だ!よ!」「くそ努力がなんだ!よ!」とまぁ、威勢よく机をたたいていたわけである。

しゃ〜ない。
「なにすればいいのよ?してあげるから教えてよ。そのかわりあなたは何をしてくれるの?」
またイヤな顔。
どうも約束が欲しいらしい。「やった〜!」とうきうきでやる気が出てくるらしい。
でもやる気だけで漢字は書けないでしょ! これは大人の理論なのである。
子供は本気で『やる気』=『書ける』なのである。 『努力』という文字は子供の辞書には
無いのである。

それでも食後バタンQだった息子が、1時間ほど机に向かっていた。
ノートも5ページ進んでいた。満足したようである。
なんだかすっきりした顔であいさつして寝た。なら最初からゴネなけりゃいいのに。

説教、小言その他で2時間。ああ昨夜も疲れた。

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なに!覚えている!? 2002.01.10(木)
このごろ、とりさんのネタがない。8歳とはおもしろくない代物である。
しかも、だんだん口五月蠅くなっていく。返し忘れて2日間もTVの上にあったDVDソフト。
「また忘れてるじゃん。いいかげんにしたら!」 昨夜、会社から帰宅したとたん言われた。
あんたに言われる筋合いはないわい!

こんなとりさんにも、先日お正月がやってきた。
爺婆の家の近所に大きな神社。毎年お参りに行っている。
で、参道に入ったとたん、きょろきょろし始めるのがとりさんである。
お参りより食い気である。今、大層なご馳走を頂いたばかりではないか!

露店も様変わりした。お面を頭に乗せ、綿菓子をうれしそうに抱えた子どもは最近はあまり見ない。
ジャガバターやクレープ、焼き鳥や豚串。お好み焼きは大阪風と広島風。五平餅にお焼き。
このごろ瓶入りの『コーヒー牛乳』なんてのもある。小生はたこ焼きが好きだ。
でとりさんは?というと、『遊戯王』を目玉にしたくじ屋をじっと見つめていた。

婆が焼きそばを買っている間、なにやらお店のおねえさまと話し込んでいる。実はとりさんは、
引っかかり易いタイプである。結局周りが反対し、帰り道ずっと考え込んでいるようだった。
「なんでもない!」なんて答えるが、絶対さっきの店のこと考えているぞ〜!と思った。

午後、とらちゃんと小生は電車とバスを乗り継いでお買い物。帰ってきたらとりさんが居ない!
28歳のおじさんに言い寄り、なんと先ほどのくじ屋に出かけていた。 やっぱりね。
数十分後、帰ってきたとりさんは頭が割れるように痛いと、のたうちまわった。
どっ、どうしたんだ!?

おじさんの用事と渋滞で、なかなかくじ屋にたどり着かなかったらしい。急に痛み出して、結局
くじ屋を目の前にして帰ってきたとのこと。さぞかし悔しかったであろう。
小生の見立てだと、たぶん考えすぎたのである。あれこれ想像し、画策し過ぎたのである!
焦りと不安で、『頭痛』である。婆とおじさんはあたふた....やれやれ。

今の家に引っ越した昨年の春、役所で諸々手続き中に携帯電話が鳴った。
「お子さんがくじ引きをして〜10回はずれて〜ちょっと泣き出しちゃって〜迎えに来てくださ〜い!」
「げっ!」 急いでオモチャ屋に駆け込んだ。300円のくじ引き、『ベイブレード』欲しさに3000円。
見事に大はずれで、くだらんオモチャを持たされていた。このときも大泣きで頭が痛いの宣っていた。
この時期、この『ベイブレード』が品切れ状態で、このくじも当たりはきっと無かったと思われる。
このくじ引きで、彼は小遣いを半分失った。

さて、お正月。お決まりのように爺婆からお年玉。
しかしながら相場は急激に上がっている!何を考えているのだ?爺婆は!と思うほどである。
とりさん何を買うか迷っているところ、ち〜ちが余計なことを言った。『ゲームキューブ』買わないの?

ちょっと忘れていたとりさん。あっそうか!と広告広げた。でも実はちょっと足らなかった。
「ねぇ、ぼくのお小遣い足せば、買えるよね!そうしよう!」
ぎくっ!なに!覚えてたのか!? 確かに買える。こういうことだけは忘れないのも8歳である。

実は少々細かい紙幣が足らず、預かっているとりさんの財布から支払ったことがあって、
空っぽだったりする(苦笑) その夜そっと財布に補充した。

で、買ったのかというとまだである。またち〜ちの入れ知恵で、今週末に小生の実家に行って、さらに
お年玉が増えるだろう、それを待ってからにすることにしたらしい。
やれやれ。

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忘れ物 2002.01.29(火)
豚児1号をなぜ「とりさん」と呼ぶのか。「酉(とり)年」生まれだからである。
『干支』とは単純に生まれた年のシンボルかと思っていた。
しかし彼を見ていると、そうでもないと思うのである。
鳥(特に鶏)は『三歩歩くと忘れる』といわれるが、これは事実かもしれない!

週の始めは持ち物が多い。保育園の昼寝用お布団は2組ある。冬は”厚く”なるので
持ち運びは容易ではない。パジャマやコップ、歯ブラシなど、週末持ち帰った物を全て
持ち込まなければならない。忘れると泣くから絶対に忘れられない。

小学校も同じである。上履きや体操着、給食当番だった場合はそのエプロンまである。
こちらは小生が持っていくわけではないが、用意はしなければならない。
冬なのに半袖シャツ・短パンも使っているので、長袖・長ズボン、赤白帽子合わせて5点も
袋に詰める。脳みそフル回転である。

「いってらっしゃ〜い」なんて玄関でお荷物もってお見送りなんて論外。声だけは掛けるが。
小生は自分の出勤準備だってある。姫の食事も手伝ってあげなければならない。だから、
とりさんの持ち物はすべて玄関に置いておくことにしている。出るときに全部持てば良いように。
昨日は、前の夜に少し準備をしておいたので、結構余裕で玄関に用意できた。確認までしてしまった。

なのに、小生の出勤時、なぜか給食用のランチマット(食器の下に敷く)と掃除用のバンダナ
しっかり残っていた。一番上に置いておいたものである。バラバラになっていたわけではない。
まとめておいたはず。なんでだ〜?

帰宅後、「なんでこれだけ忘れるの?」と聞いたら、「有ったの?」
有ったの?だぁ〜? 一番上でしょう!まとまって山になっていたでしょう!
「気が付かなかったよ。」 気付けよ〜(泣)

先日、和室にたたんで置いてあった靴下を取りにいった。でも「ないよ〜!」と叫ぶ。
そんなことはない。確か出入り口付近に置いたはず。
行ってみると、なんと彼の足下に有った。なぜ気づかない!? 「あっ本当だ。」

鶏は、コッココッコとキョロキョロしながら意味なく動き回る。
うちのとりさんも同じである。見ているようで見ていないのである。だから、
小生、今度はカゴを用意することにした。そのカゴを玄関に置いておくのである。
それでもに残っていたりして.....

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あっ、ばれた 2002.03.11(月)
小生、毎日7時ごろ、とらちゃんとお姫ちゃんをお供に帰宅する。玄関のドアを開けると
音楽がジャカジャカ聞こえてくる。「ただいま」なんて声も聞こえない。
TVゲームに夢中なのである。帰宅するのが5時半ごろなので、およそ1時間30分は
画面に向かっている。たぶん休みなく。
以前、ゲームやりたさに、学童保育を休んだこともある。当然、小生にないしょで。
たまたまその日の夜、学童を訪れて、あっけなくバレた。悪いことはできないものである。
気持ちは解るんだけどね。

こんなとりさん、最近『ゲームボーイアドバンス』が欲しいらしい。先月、姫のお雛様を持ってきた
爺さまに、頂戴したお小遣いとあと少々で買えるものと思っていたらしい。昨日行った電気屋でショックを受け、
帰る間ずっと考え込んでいた。もう少しで泣きそうな目をして。
で、帰宅後ぼそっと言った。「64売ればいいか?」

ものすごく軽い気持ちで言ったセリフに、小生腹が立った。「せっかくサンタさんがくれたものでしょ!!」

何を隠そうサンタさんは小生たちである。けっこう痛い出費だと思いながら、がんばっていた
とりさんに買ってあげたものである。1999年、とらちゃんが生まれ、おにいさんとしては何事にも我慢が
強いられた年
である。宅急便を装い、入浴中にピンポ〜ン♪と演出までして、サンタさんはプレゼントした。
なのにそのいい加減なセリフはなんだ!?

とりさんの友達は、両親がこの土地で生まれて育ったという子供が多い。○○が欲しいと言えば、
爺婆は「は〜い!」と二つ返事である。
とりさんの爺婆は、遠い。 何でも持っている友達が、自慢をすれば当然欲しくなる。気持ちは解る。

それでも結構持っているほうだと思う。プレステUゲームキューブもある。
ベイブレードも10個ぐらい持っているし、ゲーム用カードも山のようである。
でも、1つ持っていないと、自分は不幸のようなのである。

夜まで落ち込んでいたとりさん、まだ売り買いを考えているようなので、とうとう言ってしまった。
「まだ64売ること考えてる?」「・・・・・」
「64って高いの知ってる?」「うん。」
「そんな高いもの誰がくれたの?」「サンタさん?」 「違うよ!ちち!
「ちちが買ってくれたの!がんばったからって!その気持ち無視するの?」

売ることだけは諦めたらしい。どうがんばっても、彼が買うことができるのは、早くて夏の誕生日。
どのくらい我慢ができるか。

欲しくて欲しくて、手にしたばかりのときは、使い終わると非常に丁寧にしまっていた。
ちょっとぶつけると、壊れてはいないか?と穴が開くほど見つめていた。なのに
今は、コードが絡まっていようが、おかまい無しである。 小生ため息がでる。

1冊のノートが欲しくて、ラジオ体操をがんばった小生は、いったい何だったのであろうか。
今の子供に言ったら、きっと「だっせー」かな。

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