とりさんの巻 |
とらさんの巻 |
ひめちゃまの巻 |
おばかねぇ 2001.7.9(月) | |
7歳って、どうしてこう落ち着きがないかなぁ。 今月からスイミングクラブに通っている。今日は2回目。 前回は会社を早退して、スクールバス乗り場までつき合った。 今日は、鍵をとある場所で引継ぎ、本人に開けさせるようにした。 でも不安になって、帰宅予定時間に電話をしたら、出ない(--) 「早すぎたかな」とまた10分後に電話をしたら、また出ない(--;) ますます心配になって、数分毎に電話をしたけど、出ない(;;) 伝えた鍵のありかが解らなくなったか?と、あわてて会社を飛び出した。 家の中は空っぽ。でもスクールのカバンは消えている。ランドセルは机の上。 っとその時、外で声がした。実はバス乗り場は家から見えるのだ。 「○○く〜ん!」 息子の名前だ!あれ?いるじゃない!乗り場に! 遊びにいっていたかぁ〜!心配したのに! 帰ってきた息子に聞いた。「電話何回もしたんだぞ。心配したんだぞ。どうしたの。」 息子の一言。「うれしくて、学校から帰ってきてすぐに乗り場に行っちゃった。」 (--)おいおい。下校時間って、バスの時間より1時間も前じゃなかったっけ??? ■TOP |
くやし〜い! 2001.7.12(木) | |
2週間前、あまりの汚さに呆れ、息子の机を整理していたら、 なんと算数と国語のテストが出てきた。算数は見た覚えがあるぞ。 100点で、自慢されたような気がする。 国語は? なんと40点! なっ、なんだこれ? 理数系の親から文系が生まれるはずもなく、きっと遺伝だ!きっとと 自分に言い聞かせた。 さて日曜。つまらないを連発する息子に、 「漢字の練習したら?」といったら、急に泣き出した?? 「なっ、なんなんのよ?」 よくよく聞いてみると、 「がんばったって、何にもないじゃない!」と息子。 そうなのである。世の父母は、ご褒美をぶら下げて、旗降っているらしい。 物につられてなんて邪道だ!と思うが、まぁそれでも一回ぐらいと 「じゃぁ両方100点だったら、ゲームボーイのソフトを買ってやろう!」 と約束したわけである。 当日、5時に起こしてと言われ、結局本人起きたの6時12分。 また泣く。これじゃ無理だなとちょっとほっとした(^^;) さて帰ってきた息子に、「どうだった?」と聞いたら、 「ははは、だめかな。」 「おかあさんも昔、結構練習したよ。やっぱりいっぱい書かなくちゃ!」 と親風吹かせた。いい勉強になっただろうと、ひとりほくそ笑んだ。 そんな2日後、「おかあさん!約束だよ。ソフト買いに行こう!!」 「???、うそっ!」 なんと100点のテストをぴらぴらさせて、意気揚々ではないか!! ろくに練習していないではないか!なぜだ!? ダメだっていったじゃないか? 当日だって泣きながら10文字ぐらいしか書けなかったぞ! 今息子は何を買おうかと、店で物色している。子供は魔物だ!! ■TOP |
えっ? 2001.7.14(土) | |
これは前回の続きである。 ある夜突然、担任の先生から電話がきた。 「きのうは、連絡帳を見られたでしょうか?」と。 えっ?みていないぞ。 息子が「連絡はないよ」と言ったので、見なかったのである。 先生の話によれば、それを読んで返事が欲しかったらしい。 「次の朝○○君にどうだった?って聞いたら、『お母さんが返事はありませんだって。』 って言うんです。ちょっと変だと思って、連絡帳を見せてもらったら、なんとそのページが 破られていたんです。」(なに?) 先日のテスト、実施した次の日に返された。その夜、先生の家にA君の母親から 国語のテストが無いと電話があった。A君のテストは100点で、 この日このテスト用紙を借りて、正しい答えを写していた息子がいた。 だから次の日。先生は息子に「A君のテスト知らないかな?」って聞いたら 「あのね、なぜか僕のカバンの中にあったよ。」と言ったとか。(おいおい!) そのテストの名前のところがなぜか空白になっていた。 悲しいかな、必死に消した息子の名前の跡が、しっかり残っていたらしい。 息子は知らなかったのである。鉛筆は紙に跡を残すということを。 絶句である。 ということは、この間の100点は嘘か? だまされたのである! だまされてGBのソフトを買わされたのである!!!!! 「再テストがあるので、がんばるように指導してください。」と言われた。 悲しくなった。怒りを通り越している。そこまでするかぁ〜? 怒るのも疲れたので、チャンスを与えた。 とにかくがんばりを見せてくれよと。 ソフトを取り上げ、朝、昼、晩ととにかく目の前で練習させた。 集中しない息子の尻を夢中でたたいた。 さて3日後に迎えた再テスト。甲斐あってか、76点。 それでも、低空飛行を続けていたことを思えば、涙涙である。 息子も今まで採ったことのない点数なので、大喜びである。 そうして息子は私からソフトを奪い取った。 その夜、何気なく見た算数のテスト。 B君のものだった..... ■TOP |
今度はなに? 2001.10.23(火) | |
このごろ平和なとりさん。
7時50分集合の集団登校。8時ぎりぎりになって家を出ていたのに 最近は48分にはもういない。 私が帰るとすでに宿題は終わっているという。 少しは改心したか(涙)と感心していた今日このごろ。 また私はだまされたのである。よくまぁ簡単に嘘つくこと。 学童保育(学校内に3年生までの保育園があるのである)に行ったふりして 実はさぼっていたのである! 学童は原則親が6時までに迎えに行かなければならない。しかし、トラちゃん達もいるので どうしても間に合わない。まぁ家も学校から200mと離れていないため、 自主下校させていたのである。これが『自由』への道だったのかもしれない。 こどもとは浅はかである。おとなはもっと知恵があることを知らない。 自分の知恵が1番だと思っているらしい。バレると思わなかったのか? おかげでお手紙が途絶えており、月謝を納めずにいて、注意されてしまった。 昨日月曜日、違うことのために私が許可して学童を休ませた。その連絡で電話をして、 さぼりを知った。帰宅後、「今日はちゃんと友達にソフト返した?」 「うん。ちゃんと返したよ。ひさびさに学童休めてお友達と遊べて良かったよ!」 「・・・・・」 先週さぼってるでしょうが!! ああ疲れた。 ■TOP |
またテストです! 2001.10.24(水) | |
今日は、漢字(国語)のテストです。
今回は本人すっかり忘れていたようで、昨夜あわててドリルを広げた。 範囲はドリル10ページ分。練習したと見せてくれたのは1ページ分だった。 「他のところやらないの?」すでにイヤな顔。「あのさ...」 イヤな予感がしたので、つかさず「努力もしないで買って!は聞かないよ。」 とりさんの顔はもうすぐ雨ふりそう。 「一生懸命働いたお金を使うんだから、一生懸命努力してよ。片方だけ努力なんて不公平じゃない?」 とまぁ、いろいろ話聞かせてみたわけで、「うん...」と納得いかぬ返事で2階へあがった。 数分後なにやらバタンバタンと大きな音。 「なにが努力だ!よ!」「くそ努力がなんだ!よ!」とまぁ、威勢よく机をたたいていたわけである。 しゃ〜ない。 「なにすればいいのよ?してあげるから教えてよ。そのかわりあなたは何をしてくれるの?」 またイヤな顔。 どうも約束が欲しいらしい。「やった〜!」とうきうきでやる気が出てくるらしい。 でもやる気だけで漢字は書けないでしょ! これは大人の理論なのである。 子供は本気で『やる気』=『書ける』なのである。 『努力』という文字は子供の辞書には 無いのである。 それでも食後バタンQだった息子が、1時間ほど机に向かっていた。 ノートも5ページ進んでいた。満足したようである。 なんだかすっきりした顔であいさつして寝た。なら最初からゴネなけりゃいいのに。 説教、小言その他で2時間。ああ昨夜も疲れた。 ■TOP |
なに!覚えている!? 2002.01.10(木) | |
このごろ、とりさんのネタがない。8歳とはおもしろくない代物である。
しかも、だんだん口五月蠅くなっていく。返し忘れて2日間もTVの上にあったDVDソフト。 「また忘れてるじゃん。いいかげんにしたら!」 昨夜、会社から帰宅したとたん言われた。 あんたに言われる筋合いはないわい! こんなとりさんにも、先日お正月がやってきた。 爺婆の家の近所に大きな神社。毎年お参りに行っている。 で、参道に入ったとたん、きょろきょろし始めるのがとりさんである。 お参りより食い気である。今、大層なご馳走を頂いたばかりではないか! 露店も様変わりした。お面を頭に乗せ、綿菓子をうれしそうに抱えた子どもは最近はあまり見ない。 ジャガバターやクレープ、焼き鳥や豚串。お好み焼きは大阪風と広島風。五平餅にお焼き。 このごろ瓶入りの『コーヒー牛乳』なんてのもある。小生はたこ焼きが好きだ。 でとりさんは?というと、『遊戯王』を目玉にしたくじ屋をじっと見つめていた。 婆が焼きそばを買っている間、なにやらお店のおねえさまと話し込んでいる。実はとりさんは、 引っかかり易いタイプである。結局周りが反対し、帰り道ずっと考え込んでいるようだった。 「なんでもない!」なんて答えるが、絶対さっきの店のこと考えているぞ〜!と思った。 午後、とらちゃんと小生は電車とバスを乗り継いでお買い物。帰ってきたらとりさんが居ない! 28歳のおじさんに言い寄り、なんと先ほどのくじ屋に出かけていた。 やっぱりね。 数十分後、帰ってきたとりさんは頭が割れるように痛いと、のたうちまわった。 どっ、どうしたんだ!? おじさんの用事と渋滞で、なかなかくじ屋にたどり着かなかったらしい。急に痛み出して、結局 くじ屋を目の前にして帰ってきたとのこと。さぞかし悔しかったであろう。 小生の見立てだと、たぶん考えすぎたのである。あれこれ想像し、画策し過ぎたのである! 焦りと不安で、『頭痛』である。婆とおじさんはあたふた....やれやれ。 今の家に引っ越した昨年の春、役所で諸々手続き中に携帯電話が鳴った。 「お子さんがくじ引きをして〜10回はずれて〜ちょっと泣き出しちゃって〜迎えに来てくださ〜い!」 「げっ!」 急いでオモチャ屋に駆け込んだ。300円のくじ引き、『ベイブレード』欲しさに3000円。 見事に大はずれで、くだらんオモチャを持たされていた。このときも大泣きで頭が痛いの宣っていた。 この時期、この『ベイブレード』が品切れ状態で、このくじも当たりはきっと無かったと思われる。 このくじ引きで、彼は小遣いを半分失った。 さて、お正月。お決まりのように爺婆からお年玉。 しかしながら相場は急激に上がっている!何を考えているのだ?爺婆は!と思うほどである。 とりさん何を買うか迷っているところ、ち〜ちが余計なことを言った。『ゲームキューブ』買わないの? ちょっと忘れていたとりさん。あっそうか!と広告広げた。でも実はちょっと足らなかった。 「ねぇ、ぼくのお小遣い足せば、買えるよね!そうしよう!」 ぎくっ!なに!覚えてたのか!? 確かに買える。こういうことだけは忘れないのも8歳である。 実は少々細かい紙幣が足らず、預かっているとりさんの財布から支払ったことがあって、 空っぽだったりする(苦笑) その夜そっと財布に補充した。 で、買ったのかというとまだである。またち〜ちの入れ知恵で、今週末に小生の実家に行って、さらに お年玉が増えるだろう、それを待ってからにすることにしたらしい。 やれやれ。 ■TOP |
忘れ物 2002.01.29(火) | |
豚児1号をなぜ「とりさん」と呼ぶのか。「酉(とり)年」生まれだからである。
『干支』とは単純に生まれた年のシンボルかと思っていた。 しかし彼を見ていると、そうでもないと思うのである。 鳥(特に鶏)は『三歩歩くと忘れる』といわれるが、これは事実かもしれない! 週の始めは持ち物が多い。保育園の昼寝用お布団は2組ある。冬は”厚く”なるので 持ち運びは容易ではない。パジャマやコップ、歯ブラシなど、週末持ち帰った物を全て 持ち込まなければならない。忘れると泣くから絶対に忘れられない。 小学校も同じである。上履きや体操着、給食当番だった場合はそのエプロンまである。 こちらは小生が持っていくわけではないが、用意はしなければならない。 冬なのに半袖シャツ・短パンも使っているので、長袖・長ズボン、赤白帽子合わせて5点も 袋に詰める。脳みそフル回転である。 「いってらっしゃ〜い」なんて玄関でお荷物もってお見送りなんて論外。声だけは掛けるが。 小生は自分の出勤準備だってある。姫の食事も手伝ってあげなければならない。だから、 とりさんの持ち物はすべて玄関に置いておくことにしている。出るときに全部持てば良いように。 昨日は、前の夜に少し準備をしておいたので、結構余裕で玄関に用意できた。確認までしてしまった。 なのに、小生の出勤時、なぜか給食用のランチマット(食器の下に敷く)と掃除用のバンダナが しっかり残っていた。一番上に置いておいたものである。バラバラになっていたわけではない。 まとめておいたはず。なんでだ〜? 帰宅後、「なんでこれだけ忘れるの?」と聞いたら、「有ったの?」 有ったの?だぁ〜? 一番上でしょう!まとまって山になっていたでしょう! 「気が付かなかったよ。」 気付けよ〜(泣) 先日、和室にたたんで置いてあった靴下を取りにいった。でも「ないよ〜!」と叫ぶ。 そんなことはない。確か出入り口付近に置いたはず。 行ってみると、なんと彼の足下に有った。なぜ気づかない!? 「あっ本当だ。」 鶏は、コッココッコとキョロキョロしながら意味なく動き回る。 うちのとりさんも同じである。見ているようで見ていないのである。だから、 小生、今度はカゴを用意することにした。そのカゴを玄関に置いておくのである。 それでも底に残っていたりして..... ■TOP |
あっ、ばれた 2002.03.11(月) | |
小生、毎日7時ごろ、とらちゃんとお姫ちゃんをお供に帰宅する。玄関のドアを開けると
音楽がジャカジャカ聞こえてくる。「ただいま」なんて声も聞こえない。 TVゲームに夢中なのである。帰宅するのが5時半ごろなので、およそ1時間30分は 画面に向かっている。たぶん休みなく。 以前、ゲームやりたさに、学童保育を休んだこともある。当然、小生にないしょで。 たまたまその日の夜、学童を訪れて、あっけなくバレた。悪いことはできないものである。 気持ちは解るんだけどね。 こんなとりさん、最近『ゲームボーイアドバンス』が欲しいらしい。先月、姫のお雛様を持ってきた 爺さまに、頂戴したお小遣いとあと少々で買えるものと思っていたらしい。昨日行った電気屋でショックを受け、 帰る間ずっと考え込んでいた。もう少しで泣きそうな目をして。 で、帰宅後ぼそっと言った。「64売ればいいか?」 ものすごく軽い気持ちで言ったセリフに、小生腹が立った。「せっかくサンタさんがくれたものでしょ!!」 何を隠そうサンタさんは小生たち親である。けっこう痛い出費だと思いながら、がんばっていた とりさんに買ってあげたものである。1999年、とらちゃんが生まれ、おにいさんとしては何事にも我慢が 強いられた年である。宅急便を装い、入浴中にピンポ〜ン♪と演出までして、サンタさんはプレゼントした。 なのにそのいい加減なセリフはなんだ!? とりさんの友達は、両親がこの土地で生まれて育ったという子供が多い。○○が欲しいと言えば、 爺婆は「は〜い!」と二つ返事である。 とりさんの爺婆は、遠い。 何でも持っている友達が、自慢をすれば当然欲しくなる。気持ちは解る。 それでも結構持っているほうだと思う。プレステUもゲームキューブもある。 ベイブレードも10個ぐらい持っているし、ゲーム用カードも山のようである。 でも、1つ持っていないと、自分は不幸のようなのである。 夜まで落ち込んでいたとりさん、まだ売り買いを考えているようなので、とうとう言ってしまった。 「まだ64売ること考えてる?」「・・・・・」 「64って高いの知ってる?」「うん。」 「そんな高いもの誰がくれたの?」「サンタさん?」 「違うよ!ちち!」 「ちちが買ってくれたの!がんばったからって!その気持ち無視するの?」 売ることだけは諦めたらしい。どうがんばっても、彼が買うことができるのは、早くて夏の誕生日。 どのくらい我慢ができるか。 欲しくて欲しくて、手にしたばかりのときは、使い終わると非常に丁寧にしまっていた。 ちょっとぶつけると、壊れてはいないか?と穴が開くほど見つめていた。なのに 今は、コードが絡まっていようが、おかまい無しである。 小生ため息がでる。 1冊のノートが欲しくて、ラジオ体操をがんばった小生は、いったい何だったのであろうか。 今の子供に言ったら、きっと「だっせー」かな。 ■TOP |